2006/08/11 (Fri) 孤独な戦争

私は現実に飽き、新たな愉しみを求め仮想現実社会に手を伸ばした。
媒体に名前を付けて仮想現実上に送り込んだ。
媒体は移住先を求めて、仮想現実上を狼狽えるように歩き回る。

今私が住んでいるのは、紛れも無く「ふぇら磁」である。
此処に至るまでには

チャットという広場でまた、他の媒体と雑談をしたりしている。
仲間というが、時には敵対することもある。
それにより広場は一気に「戦場」と化すのだ。
ならば、私は誰と戦っているのだろうか。
その戦いに終わりはあるのだろうか。

戦うたびに憎しみ、妬み、恨みは積もっていく。
しかし、殺したいと思っても、殴りたいと思っても、
画面と回線でしか繋がれていない相手。
いくら嘲笑されても、罵倒されても、卑劣な虐めを受けたとしても、
たとえそれが私だけでなく私の家族や地域に不幸を齎すとしても、
眼前にあるのはただの液晶ディスプレイ。
相手の人間の姿なんかどこにも見えることは無い。
結局手も足も出ないまま、傷つきながら媒体を引っ込め、
眠り、朝を迎え、また仮想現実に媒体を送り出す。

我々は結局「媒体同士」でしか話していないのである。
媒体だから、いくら傷つけようがダメージは受けない。
本体は現実にあり、仮想現実で戦って傷ついているのは、
ただの人間の「仮想現実上の媒体」でしかない。
この世界では耐え忍ぶことが唯一生存するため



膝元にゴキいたあああああ
論ぶってる場合じゃねええええええ

退治しました。
抹殺はできませんでした。

なんてったってあいつはタフだ、
ティッシュにくるんでいる間に逃げやがった！！