2006/11/07 (Tue) 腐食し始めた同級生たち

今日は時間割こそ最悪だったものの何故か充実した1日だった。
気分が良いので俺は親友Oを誘って一緒に帰る事にした。

それで、それでだ、

校門を出て、畦道を駆け、不安定な砂利道を突っ走って、
ちょっと大きめの交差点を斜めに飛ばす。

するとその横に親友Sが颯爽とやってきたわけだ。

S「よおお前ら」
O「なんだSじゃねーか」
俺「おうよ」

そんでもってSは徐々にスピードを上げて俺達を追い抜いていく。

O「じゃーなーS」
S「おう、さいならー」

っで、去り際に残した台詞だ。





「またハルヒ買おうね」



「了解」


※画像はイメージです

俺「ちょ、今のは何だったの？」

O「ん、あー、漫画買いに行くんだ」

俺「何の漫画さ」

O「列記とした少女漫画さ」



俺「何ていう奴よ？」

O「えー？お前に言っても分からんだろ多分」

俺「いや別にいいから」

O「んー…と」

「すーずーみや　はーるーひｎ」



………

ガツンッ



O「ちょ、痛えよやめれ」

俺「お前なんでそんなの持ってるんだよおおおおお」

O「つーかお前知ってるのかよｗｗｗ」

俺「ああ知ってるともさ
　　てかお前何冊あんだよｗｗｗ」

O「もう既に2冊持ってるよ？」



ああ、足場
が崩落し
てゆ
く



俺「あ、そうだったのアハハハハハハハハ…('A`)
　　ていうか何故お前は知っている」

O「Sに教えてもらったんだー」



ああ、そうか。
小学校時代の無垢な姿から一気に変貌して
今やそいつの家は少女漫画貯蔵庫とまで呼ばれている

あの親友S（肩書き上）か…。



O「ってか知ってるってことはお前さては（略）」

俺「俺だってあんなの知りたくなかったんだよ！」

O「ああ、俺だってSが教えてなけりゃ今頃もっとまともに…」

まあ、それで分岐点まで来たのでお別れ。



………しかしなんか心残りだ。

ふぇらいとじしゃくから「涼宮ハルヒ」を知った時、
いつかはこうなる日が来るであろうという予感はしていたが、
こうも突発的に、しかも親友がとなるとちょっと戸惑う。

正直Oにだけは知って欲しくなかった。
こんな世界とは無縁な普通の奴で居て欲しかった。
しかしもう時は既に遅く、ハルヒの侵食はかなり進行してるわけで。



これから俺はどうやって生活すりゃいいの＼(＾o＾)／